正式な名称を「蓮華王院」といい、お堂正面の柱間が33面あることから称されたことでも知られる三十三間堂。
京都駅からもアクセスのいい定番スポットとして修学旅行などにも選ばれ、付近にも智積院・豊国神社などの名刹や京都国立博物館が囲む、東山の人気観光エリアのひとつです。
そこで、三十三間堂周辺の駐車場事情についておさらいしてみます。
また確認の際は、最大料金の繰返し有無や時間/日極かに注意し、トラブルを避けるようお願いします。
三十三間堂の無料駐車場の混雑具合は?
今も本堂東側で接する、かつて広大だった法住寺境内の一画として建てられ、南北120mの内陣の柱間の数からその名がついた蓮華王院三十三間堂。
その堂内には、表情の異なる1001体の千手観音が収蔵され、他にも多数の国宝や重要文化財を有する、京都の定番観光スポットです。
その北側には、京都ゆかりの文化財12000点を収蔵する京都国立博物館や秀吉ゆかりの社・豊国神社、山側にも花木や紅葉の名刹・智積院など、観光ポイントも多い東山エリアです。
<基本情報>
名称:蓮華王院 三十三間堂
住所:京都市東山区三十三間堂廻町657
TEL:075-561-0467
拝観日:無休
拝観時間:
11/16~3/310 08:00~17:00
4/1~11/15 09:00~16:00
※入館は30分前まで
拝観料:一般600円 中高400円 子供300円
アクセス:
京阪電車「七条駅」下車 徒歩約5分
市バス「博物館三十三間堂前」下車 徒歩約1分
公式ホームページ:http://sanjusangendo.jp/
前述の通り、公共交通が良く整備された京都市の市街地スポットであり、京都駅もほど近いため電車などで来る方が多いエリア。
なので、循環バスも行き交う東大路通りもあって渋滞は覚悟しなければいけませんが、駐車事情としてはそれほど悪くはない穴場の地域です。
また、それほど大規模なスペースではありませんが、以下の専用駐車場が無料で北側に設けられているのも嬉しいところ。※赤いPアイコン
<P.三十三間堂参拝専用駐車場>
住所:京都市東山区三十三間堂廻町657
収容台数:50台(バス20台)
利用時間:以下開門時間に準ずる
4/1~11/15 8時~17時
11/16~3/31 9時~16時
料金:参拝者無料 ※約40分程度に限る
もちろん参拝用であり、20.豊國神社駐車場や26.智積院駐車、33.法住寺駐車などと同様に、参拝が終わったら速やかに出庫しなければいけません。
特に三十三間堂駐車場は、以下の駐車券でもわかる通り約40分程度を目安としているので、近隣スポットの散策には利用できません。
前述の通り、交通の便が良いことから公共交通利用の割合が多く、また時間制限で回転もいいことから、観光レビュー上でも駐車に苦労したという声はあまり聞かないスポット。
もちろん観光都市・京都の人気名所なので、参拝・観光シーズンには渋滞も普通であり、堂内には人が溢れますが、清水寺周辺に比べれば混雑はおだやかな観光穴場エリアと言えます。
なので、三十三間堂の拝観・見学をする目的なら、空いていれば駐めてしまうのがベターでしょう。
ただ、もしその後に名刹も多い付近の散策をするなら、コインパーキングに移動せざる負えないので、周辺駐車場のおさらいもしておくとあわてません。
三十三間堂の駐車場で料金が格安のおすすめは?
そこで、以下が三十三間堂周辺のパーキング一覧になります。
おすすめワンポイント!
もし、グーグルアプリ【Googleマップ-GPSナビ】がインストールされていて、位置情報が許可されていれば、今いる場所とともに上記の駐車場マップが開き、とても便利!
【Googleマップ-GPSナビ】
三十三間堂から5~600m前後・徒歩で10分程度の圏内でピックアップしています。
料金は短期間で変動するものなので、料金傾向の目安にしていただければと思います。
ちなみに表の中ほどの列は、平日の1時間/日中最大(青色)・休日の1時間/日中最大(ピンク)になっています。
空き状況がわかるものは、マップのガイドエリアにリンクを入れてあります。※表中の駐車場名が太文字のもの。環境によっては開かなかったり、直リンクできないことがあります。
鴨川で隔てられて入るものの京都駅周辺の中心市街地に接するエリアなので、駐車ポイントはまあまあ豊富。
土地柄、大規模な駐車場施設は設けにくく、数台程度のスペースがメインになりますが、立地的に三十三間堂駐車場の代替えとして定番になっている2.タイムズハイアットリージェンシー京都(63台)や、4・7などの博物館まわりの大きめのパーキングもあるので、近隣のリソースは不足はありません。
料金的にも、東山の他の人気エリアと比べて手頃であり、1時間あたりでほぼ400円(平均366円)、日中の打ち止め料金も平均1064円と、拠点駐車も楽。
そこで、三十三間堂やその界隈を徒歩でゆっくり観光する際に、できるだけ手頃に日中駐められるところを拾ってみると、
4.タイムズ京都国立博物館前第2(41台/当日1日最大 月-金500円 土日祝700円)
9.キョウテク三十三間堂北パーキング(16台/月-金 08:00-20:00 最大料金500円)※月-金のみ
21.リパーク京阪七条駅前(12台/07:00-19:00 最大料金700円)
22.フルーツパーク泉涌寺門前町(3台/08:00-20:00 最大料金700円)
29.いまくまのパーキング(4台/08:00-20:00 最大料金600円)
30.キョウテク豊国神社前パーキング(8台/08:00-20:00 最大料金600円)
なら、相場の千円をだいぶ下回るパーキング。
おすすめは、三十三間堂のすぐ北側で収容力もある4。
入館割引こそありませんが、京都国立博物館の見学にも適した立地でおすすめです。
また、短時間駐車に向いたパーキングも拾ってみると、
27.塩小路本町パーキング(11台/08:00-20:00 60分200円)
29.いまくまのパーキング(4台/08:00-20:00 30分100円)
が、わずか2箇所ですが1時間換算で200円の格安スペース。
27などは立地もいいので、三十三間堂駐車場が混み合っている際の代替としても便利でしょう。
三十三間堂の駐車場で予約ができるのは?
最近では予約できる駐車スペースのシェアサービスが盛んになってきているので、当たってみるのもひとつの手かもしれません。
競技・イベント会場周辺では今や一般的になりましたが、混雑する行楽スポットでも最適の選択肢と言えます。
まだ三十三間堂の周辺にはあまりありませんが、近年急速に普及しつつあり、今後どんどん供給が増えるはずなので、気にしておくといいかもしれません。
1箇所ごとの台数はわずかですが、何より駐車場の心配がなく向かえるのはメリットです。
早めに行くことが決まっているようなら、確保してしまうというのも、安心してアクセスできる一つの方法と言えます。
まとめ
京都のシンボルスポットはたくさんありますが、その代表とも言える三十三間堂と清水寺が隣り合う東山エリア。
隣接すると言っても勾配がある1.5km程の道程になるので、20~30分程度は歩くようですが、途中には養源院、智積院、豊国神社など個性的な寺社スポットも豊富です。
特に清水寺周辺は京都でも指折りの混雑エリアでもあり、三十三間堂界隈から京都を満喫しながらのんびり歩いてみるのもひとつの手。
そんな際に、記事が参考になれば幸いです。
※利用の際は必ず現地の表記をご確認ください。
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